記事登録
2008年09月17日(水) 07時05分

福田氏 出馬へ 衆院長崎2区西日本新聞

 次期衆院選長崎2区で、民主党から立候補の要請を受けていた薬害肝炎九州訴訟原告の福田衣里子(えりこ)氏(27)=長崎市=が16日、立候補する意向を固めた。同党の小沢一郎代表が18日、長崎市内で福田氏に直接会って立候補を要請し、正式に表明する見通し。福田氏は西日本新聞の取材に「(薬害肝炎で)多くの命を奪ったのは政治だし、多くの命を救うのも政治。もっと良いシステムだったら苦労している人をなくせると思う。行政の犠牲者をなくしたい」などと話した。

 立候補の要請を受けたことについて原告・弁護団関係者にも相談し「本人の判断に任せる」との返事があったという。周囲の関係者も「引くに引けなくなった。本人は命を懸けてやるくらいの気持ちでいる」と語った。

 長崎2区では、自民現職の久間章生元防衛相(67)が立候補を予定しているほか、ともに無所属新人で同県諫早市議の相浦喜代子氏(44)と会社員山崎寿郎氏(28)も立候補の意向を表明している。

=2008/09/17付 西日本新聞朝刊=

【関連記事】 薬害肝炎、9月末にも基本合意 提訴から6年田辺三菱と
【関連記事】 薬害肝炎訴訟(時事用語)
【関連記事】 薬害肝炎問題 政府広報の血液製剤納入先一覧

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080917-00000013-nnp-l42