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2008年09月17日(水) 10時36分

最大手の乳製品から毒物 五輪、パラリンも納入サーチナ・中国情報局

 河北省石家荘市の食品メーカー、三鹿集団が製造した粉ミルクによる健康被害が出た事件に絡み、中国国家質検総局が調べたところ、17日までに、中国乳業最大手の伊利、蒙牛、光明の製品からも毒物のメラミンが検出された。同局は、製品の早期回収を指示するとともに、係官を各社に急派して監視を強化する方針を明らかにした。17日付香港紙・明報が伝えた。

 中国中央テレビ局の報道によると、同局が全国の乳業メーカー109社の製品491種類を調べたところ、22社の69種類からメラミンが検出された。中国には粉ミルクのメーカーが175社あったが、66社が検査前に製造を中止した。

 22社中には中国のトップメーカーも含まれており、うち伊利集団が製造した乳性飲料は今年開催の北京五輪と北京パラリンピックにも納入された。中央テレビ局は「五輪とパラリンピックの製品には問題がない」と報じた。

※情報提供:東亜通信社 URL:http://www.toanews.com/

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