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2008年09月17日(水) 17時45分

WYSIWYGなWiki Webサービス「Luminotes」でメモを取るITmedia Biz.ID

3分LifeHacking:ちょっとしたメモをPCで取りたい。そんなニーズに応えるツールはたくさんあるが、各文書間のリンクを張りたいなんて思ったことはないだろうか。

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 例えばGoogleドキュメントやZohoノートブックなら、ワープロ的に使えるとか、何よりGearsを使ってオフラインで使えるというメリットがある。公開するのが前提というのが重かったり、分量の制限があったりするが、ブログやTwitterみたいなミニブログを使ってもいい。Googleノートブックやはてなブックマーク、Deliciousみたいなソーシャルブックマークを使うのも、Webを見ながらメモを取るには便利だ。

 でもそれぞれのサービスは、文書を相互にリンクを張っていくには使いづらい。「この文書に出てくる、この項目は詳細を別に書いていたから、こっちの文書にリンクを張ろう」と思っても、(できなくはないが)簡単だというわけでもない。

 複数の文書間に簡単にリンクが張れて、編集履歴も取れて、かつみんなで1つの文書を編集しあえる——といえば、Wikiだ。

 今回紹介する「Luminotes」は、personal wiki notebookと説明されたWebサービス。サーバへのインストールなしで使えるWikiプラットホームだ。一般的なWikiと違う点は下記の通り。

・JavaScriptを多用して、ページ遷移することなしに文書を次々と足していける
・WYSIWYGのボタンが用意され、Wikiの“記法”を学ばなくてもワープロライクに記入できる
・画像はもちろん、各種のファイルをアップロードして保存できる

 もちろんWikiなので、閲覧しているその場で書き込みや修正が可能。別の文書へリンクを張りたいときは、リンクさせたい部分を選択して、「Link」ボタンを押す。選択した文字を含んだ状態で、キーワード入力ウィンドウがポップアップし、そのワードをタイトルに含む文書が一覧表示される。最後にどの文書にリンクさせるか選べばいい。

 ちなみにLuminotesは1人で使い、容量30Mバイトまでは無料。月額5ドル〜の有料版では、容量が250Mバイト〜5Gバイトまで増量され、複数人での共同編集も可能になる。また、ダウンロード販売(20ドル)も行っており、デスクトップ版としてWindows XPやVistaで動作する。Mac OSにも対応予定だ。

 Luminotesの画面を見れば気づく人は気づくと思うが、これはローカルで動作するJavaScript版のWiki「TiddlyWiki」にすごく近いユーザーインタフェースだ。メモ帳アプリケーションとして、Wikiを使いたいという人は、一度試してみるといいだろう。

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