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2008年09月17日(水) 08時38分

通勤時間帯の中央線で信号トラブル、21万人の足乱れる読売新聞

 17日午前6時40分ごろ、東京都武蔵野市吉祥寺南町のJR中央線吉祥寺−三鷹駅間で、2か所の信号機が赤のまま切り替わらなくなった。

 このため同線は東京−高尾間の上下線で、午前8時40分まで快速・特急の運転を見合わせるなどした。上下線計61本が運休、69本が最大1時間半遅れ、約21万人に影響が出るなど、通勤時間帯のダイヤが大幅に乱れた。

 JR東日本八王子支社によると、電車の通過を検知する装置が故障したため、信号が誤作動を起こしたことが原因と見られる。三鷹駅から千葉方面に向かう中央・総武線は運転を続けたほか、東京メトロや京王線など私鉄各線で振り替え輸送が行われた。

 JR三鷹駅では、総武線を使って都心へ向かおうとする通勤客が殺到。午前9時ごろには駅ビルの外にまで人があふれ出す混雑となり、一時、警察官がロープで入場制限した。都心の職場に向かう三鷹市の会社員鈴木克己さん(44)は「駅の中に入れなかったことは初めてだ。中央線の遅れにはもう慣れた」とうんざりしていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080917-00000006-yom-soci