消費者センター職員を装い、床下工事代金の返金を持ちかけ通帳などを詐取したとされる事件で、広島県警捜査四課と呉、広の両署は17日、広島市東区中山新町、家屋解体工北田勇進容疑者(24)を詐欺や窃盗などの疑いで逮捕、中区西平塚町、指定暴力団共政会沖本組組員正寿和成(27)、西区大芝、無職小松直之(35)の両被告＝詐欺罪などで起訴＝を同容疑で再逮捕した。
調べでは、３人は共謀。８月22日未明、福山市熊野町の無職女性(89)方に消費者センター職員を名乗って電話し「以前、床下工事をした業者が代金を返します。今から職員を行かせます」などとうそを言って訪問。返金に必要として通帳などをだまし取り、現金自動預払機（ＡＴＭ）から２回わたり、現金計約100万円を引き出すなどした疑い。