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2008年09月16日(火) 19時19分

リーマン・ショック、世界主要市場で大幅株安・ドル安読売新聞

 リーマン・ブラザーズの経営破綻(はたん)を受け、16日の世界の主要市場で大幅な株安とドル安が進行した。

 東京株式市場の日経平均株価(225種)の終値は、前週末比605円4銭安の1万1609円72銭で、3月17日につけた終値の年初来最安値(1万1787円51銭)を下回った。

 2005年7月以来、約3年2か月ぶりの安値水準となった。取引開始直後から幅広い銘柄で「パニック売り」(中堅証券)が広がった。

 東証株価指数(TOPIX)も59・63ポイント低い1117・57で、今年最低だった。東証1部の出来高は、約26億600万株だった。

 東京外国為替市場もドル売りが加速し、円は一時、前週末(午後5時)比3円87銭円高・ドル安の1ドル=103円62銭と、2か月ぶりに103円台まで急伸した。午後5時、前週末(同)比3円78銭円高・ドル安の1ドル=103円71〜74銭で大方の取引を終えた。

 上海株式市場も急落、市場全体の値動きを示す上海総合指数の終値は、前週末比4・47%安の1986・64となった。

 上海総合指数の終値が2000を割り込むのは2006年11月17日以来、1年10か月ぶりだ。

 香港のハンセン指数も前週末比5・4%安で、2年ぶりの低水準だった。

 欧州の株式市場も、金融株を中心に続落している。ロンドン市場では午前10時(日本時間午後6時)現在、フィナンシャル・タイムズ(FT)100種平均株価指数は前日終値より1・68%下落。フランクフルト市場のドイツ株式指数(DAX)も1・41%値を下げている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080916-00000036-yom-bus_all