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2008年09月16日(火) 05時00分

流通経路、16日に中間発表=事故米転売で政府時事通信

 残留農薬などで汚染された工業用の「事故米」の不正転売問題で、政府は16日、事故米の流通経路や再発防止策に関する中間調査結果を発表する。政府はまた、不正転売を見抜けなかった原因の究明に向け、学識経験者らで構成する委員会の初会合を近く開く方向だ。
 米粉加工会社の三笠フーズ(大阪市北区)が事故米を食用に転売していた問題では、医療・福祉施設や保育園、菓子製造業者など広範囲に事故米が流通していることが判明。同社以外にも、浅井(名古屋市)、太田産業(愛知県小坂井町)が事故米を不正転売・使用したことも分かっている。
 中間発表では、農水省から事故米を購入した業者でこの3社以外に不正に関与した会社の有無や、詳しい流通経路の解明などが焦点となる。 

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〔用語解説〕「事故米」
外国産汚染米は返送か廃棄=商社にも要請へ-農水省

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080916-00000014-jij-bus_all