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2008年09月15日(月) 18時18分

ロンドン外為でドルが全面安、リーマン破綻を受け読売新聞

 【ロンドン=是枝智】15日のロンドン外国為替市場は、米リーマン・ブラザーズの経営破綻(はたん)を受けてドルがユーロや円など主要通貨に対して値下がりするドル全面安の展開になっている。

 ユーロは対ドルで一時、7営業日ぶりとなる1ユーロ=1・44ドル台までドルが急落した。その後、値を戻し、午前10時(日本時間午後6時)現在、1ユーロ=1・427ドル前後で取引されている。

 円相場も円買い・ドル売りが膨らみ、午前10時現在、1ドル=104円60銭前後と、約2か月ぶりとなる1ドル=104円台をつけている。

 一方、欧州中央銀行と、英中央銀行のイングランド銀行は15日、「市場の動向を注視し、市場安定のために必要な措置を取る用意がある」との声明をそれぞれ発表した。短期金利が急上昇した場合には、金融機関が資金をやり取りする短期金融市場に潤沢な資金を供給する姿勢を示したものだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080915-00000032-yom-bus_all