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2008年09月15日(月) 16時29分

大手金融機関が破たんする可能性=FRB前議長ロイター

 [ワシントン 14日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)のグリーンスパン前議長は14日、「ほかにも大手金融機関が破たんに陥る可能性がある」としたうえで、これが必ずしも問題になるわけではない、との見方を示した。
 米ABCテレビの番組に出演した前議長は、金融機関の破たんについては「扱い方と清算の方法次第だ」と述べた。さらに「すべての金融機関の保護を試みるべきではない。金融情勢の変化の過程で、勝ち組と負け組みに分かれることは珍しくない」と話した。
 リーマンや米保険アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)<AIG.N>など主要金融機関の株式がこの数日、大きく売られているものの、前議長は7月の株式の空売り規制の導入は誤った考え方だったと述べた。
 米証券取引委員会(SEC)は7月、借り株の裏付けのない空売りを規制する措置を
、リーマンや、政府系住宅金融機関(GSE)の連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)<FNM.N>と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)<FRE.N>を含む19機関を対象に導入した。GSE2社はその後、政府の管理下に入った。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080915-00000464-reu-bus_all