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2008年09月15日(月) 09時19分

ドルが対ユーロ・対円で下落、米リーマン救済交渉不調でロイター

 [ウェリントン 15日 ロイター] 15日午前のオセアニア市場で、米ドルが下落している。経営危機に直面する米リーマン・ブラザーズ<LEH.N>救済策をめぐる週末の官民協議が不調に終わったことから、米金融セクターへの懸念が高まっている。
 交渉3日目となる14日、リーマンの不動産関連資産など不良資産を除いた残りを買収する最有力候補とみられていた英バークレイズ<BARC.L>が買収交渉から撤退した。事情に詳しい関係筋によれば、米当局からの支援が得られなかったためという。
 バンク・オブ・ニュージーランドの為替ストラテジストは「米金融セクターへの懸念から、米連邦準備理事会(FRB)による目先の利下げ観測が高まる可能性がある。米ドルの圧迫要因になるだろう」と述べた。
 2325GMT(日本時間午前8時25分)現在、ユーロは1.4306/09ドルで、前週末NY市場終盤の1.4225ドルから上昇。
 ドル/円は106.60/65円で、107.86円から下落している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080915-00000409-reu-bus_all