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2008年09月15日(月) 00時36分

旅客機墜落、88人死亡=飛行中に出火−ロシア時事通信

 【モスクワ14日時事】ロシア・ウラル地方のペルミ郊外で14日未明(日本時間同日午前)、アエロフロート航空の子会社が運航するモスクワ発ペルミ行きボーイング737型旅客機が墜落し、乗客乗員88人全員が死亡した。
 インタファクス通信などによると、機体は墜落した際、爆発して炎上。墜落現場はシベリア鉄道の線路で、約500メートルにわたって線路が損傷した。付近には住宅や道路もあったが、住民に被害はなかった。機体の残骸(ざんがい)は半径4キロの広い範囲に散乱している。
 同機はペルミの空港に着陸するため、高度約1800メートルに降下したところで、通信が途絶えた。国営テレビは、空中で機体から出火、墜落したとの住民の目撃情報を伝えた。
 最高検察庁のバストイルイキン捜査委員長は「技術的な欠陥と右翼エンジンの火災が墜落原因とみられる」と述べ、事故との見方を示した。
 非常事態省によると、乗客にはアゼルバイジャン人、ウクライナ人、米国人など外国人18人が含まれていたが、日本人はいなかったという。 

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