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2008年09月15日(月) 00時00分

がん患者ら体験語り合う中国新聞

 「住み慣れた地域で安心して暮らそう」をテーマにがん緩和ケア講演会が14日、益田市の市民学習センターであった。患者らが病気と向き合い、よりよく生きるヒントをアドバイスした。県益田保健所が啓発のため開いた。

 がん診療連携拠点病院である益田赤十字病院の医療ソーシャルワーカー渋谷功志さんは、医療情報の提供や療養相談を無料で受け付けている病院のがん相談支援センターの役割を紹介。「悩み事を気軽に持ちかけてほしい」と呼び掛けた。

 市内で患者サロンを主宰する納賀良一さんは、がんで腎臓とぼうこうを摘出した体験を語った。副作用の苦しみや医療情報の乏しさを振り返りながら「医師任せにせず、勉強して納得できる医療を求めよう」と患者同士で連携する大切さを訴えた。

【写真説明】打楽器の演奏や合唱で音楽療法についても学んだ講演会

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200809150020.html