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2008年09月15日(月) 03時11分

三笠フーズの転売、病院給食や神社納入米でもメタミドホス検出読売新聞

 三笠フーズが、工業用の「事故米」を食用に転売していた問題で、大阪府と和歌山市は14日、大阪府内の病院と和歌山市の米穀店の計2か所に納入されていた中国産もち米の回収分から、国の基準値の2倍にあたる0・02ppmのメタミドホスが検出されたと発表した。

 メタミドホスは、京都市内の保育園などに納入されたもち米からも、同じ濃度で検出されている。

 両府市は「健康への影響は極めて少ない」としている。関係者によると、病院は、給食会社「日清医療食品」(東京都)の納入先の一つ、「ためなが温泉病院」(大阪府箕面市)。

 発表などによると、米穀店は1〜6月ごろ、大阪府内の仲介業者から計2250キロを購入。うち2156キロを和歌山市内の宗教法人「神路原(こうろばら)神社」に納入。同神社では2〜8月に6回の行事でもちつきなどに使用、少なくとも約6000人の参拝客らに、ふるまった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080915-00000006-yom-soci