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2008年09月15日(月) 03時04分

学校給食に産地偽装の鶏肉納入、元社長ら3人逮捕へ…宮城読売新聞

 外国産の鶏肉を国産と偽って仙台市内の給食センターに納入していたなどとして、宮城県警は近く、同市内の食肉卸売会社(今年1月に廃業)の元社長(50)ら計3人を詐欺と不正競争防止法違反(虚偽表示)の疑いで逮捕する方針を固めた。

 捜査関係者によると、元社長らは昨年4〜7月ごろ、ブラジル産の鶏肉数百キロを、市に提出する製造証明書で国産と偽装して給食センターに納め、差額の計数十万円をだまし取った疑いが持たれている。

 仙台市の小中学校の給食用鶏肉は、国産が納入条件になっている。同社の元担当者らは県警の事情聴取に、「国産が足りなくなったので(外国産を)混ぜた」と話しているという。

 同社は昨年11月、認定を受けずに、ベーコン約835キロにJAS(日本農林規格)マークをつけて給食センターに納入したとして、東北農政局からJAS法違反の疑いで告発され、県警の捜索を受けていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080915-00000004-yom-soci