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2008年09月15日(月) 03時02分

「麻生総裁」確実に、300票超の公算…読売調査読売新聞

 自民党総裁選(22日投開票)で、麻生太郎幹事長が新総裁に選出されることが確実な情勢であることが14日、読売新聞社の調査で明らかになった。

 全国の自民党員の投票傾向を調査したところ、麻生氏は現時点で、6割弱の支持を集めており、地方票141票の行方を試算すると、麻生氏は、ほぼ100票を固めた。また、麻生氏は同日夜現在、国会議員386人のうち、211人の支持も固めている。この結果、麻生氏は、22日の第1回投票で、地方票と国会議員票をあわせた527票のうち、過半数を上回る300票以上を獲得する公算が大きい。

 新総裁は、22日の両院議員総会で、党所属国会議員386人と都道府県連代表3人ずつが投票して、選出される。

 総裁選に関する自民党員の投票傾向調査は、読売新聞社が12〜14日、47都道府県すべてで、電話して実施した。自民党員と確認した1545人のうち、1069人(男661人、女408人)から回答を得た。

 総裁選でだれに投票するかを聞いたところ、麻生氏が57%でトップとなり、小池百合子・元防衛相が10%、石原伸晃・元政調会長が7%、与謝野馨経済財政相が7%、石破茂・前防衛相が4%で続いた。

 今回の総裁選で、各都道府県連は、党員投票の結果に基づき、地方票の投票先を決める。31道府県連が各候補に得票割合に応じて割り振る「ドント式」、16都県連(ドント式から変更した宮崎県連を含む)が、得票1位の候補が3票すべてを獲得する「総取り式」を採用。今回の全国調査結果を当てはめると、麻生氏は、地方票141票の7割程度を獲得する計算となる。

 回答の中には、投票する人の名前を挙げなかった人も2割近くおり、試算結果が上下する可能性もある。

 一方、党員に、衆院解散・総選挙はいつ行うのが望ましいか聞いたところ、「できるだけ早く」が31%で最も多く、「年内に行う」(28%)、「来年9月の任期満了までに行う」(20%)が続いた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080914-00000036-yom-pol