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2008年09月15日(月) 12時55分

麻生氏ら「道州制」導入に意欲 総裁選街頭演説東京新聞

 福田康夫首相の後継を決める自民党総裁選の街頭演説会が15日昼、北海道釧路市で開かれた。

 麻生太郎幹事長は「地域に主権を置いた道州制について考えていきたい。日本の将来はそういう形が良い」と述べ、道州制導入に意欲を示した。麻生氏は「地域に合った仕事を地域が独自に考えられる仕組みにしていかないといけない」と強調した。

 小池百合子元防衛相も「霞が関をぶっ壊すことは、地方分権とコインの裏表だ。道州制を実現するべきだ」と主張した。

 石原伸晃元政調会長は「努力した人が報われる社会をつくりたい」と格差社会の是正を訴えた。

 石破茂前防衛相はインド洋での自衛隊の給油活動の重要性を強調。与謝野馨経済財政担当相は「福祉の財源確保のため国民に負担をお願いしないといけない」と述べ、将来の消費税率引き上げに理解を求めた。

 また北方領土問題について、小池氏が「政治の責任で解決し、領土を取り戻すことを約束する」と述べた。石破氏も「北方領土、竹島、尖閣諸島は国際法上も歴史的にも日本のものだ」と指摘した。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008091501000180.html