記事登録
2008年09月15日(月) 06時02分

麻生氏圧倒50・7%…自民党員・党友支持動向調査スポーツ報知

 「麻生首相、誕生」は秒読み態勢に入った。自民党総裁選(22日投開票)で、共同通信社は13、14の両日、投票権を持つ全国の自民党員・党友を対象に支持動向調査を実施。大本命の麻生太郎幹事長(67)に投票するとの回答が50・7%と過半数を超え、4候補を大きく突き放した。

 14日までの党国会議員への取材で、麻生氏が387人のうち6割前後を固めており、1回目の投票で決着する勢いだ。

 党員調査によると、麻生氏に続くのが、8・1%の小池百合子元防衛相(56)。次いで石原伸晃元政調会長(51)の7・5%、与謝野馨経済財政担当相(70)の5・1%、石破茂前防衛相(51)の3・5%の順。地域別では小池氏が東京、石破氏が鳥取とそれぞれ地元で1位となった以外は、麻生氏が45道府県でトップに立つなど地方票を制圧している。

 議員の動向調査でも、麻生氏支持が387人のうち200人を突破するのは確実。2位の与謝野氏の50人前後と大差がついている。12日に影響力を持つ小泉純一郎元首相(66)が小池氏支持を表明したが、現在小池氏を含め、石原、石破両氏も伸びても30票超にとどまりそう。今後支持を変える議員や党員が出る可能性は残っている。

 5候補はこの日朝から報道番組出演のため在京テレビ局を行脚。麻生氏は臨時国会冒頭での衆院解散の可能性について「緊急経済対策を抱えている。野党が乗ってこないと話にならない。きちんと(野党と)対応した上で(解散)というのが正しい」と語り、補正予算案に対する野党の対応を見極めたいとの考えを示した。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080915-OHT1T00065.htm