2008年09月15日(月) 23時47分
米金融危機 ニューヨーク株価急落(産経新聞)
【ワシントン=渡辺浩生】週明け15日午前のニューヨーク株式市場は、証券大手リーマン・ブラザーズの経営破綻(はたん)を契機にした金融市場の混乱や、他の金融機関に経営危機が広がるとの懸念から急落して始まり、優良株で構成するダウ工業株30種平均は寄りつき直後に300ポイント下落した。
午前10時現在は前日終値比322・83ポイント安の1万1099・16ドルで推移している。
リーマンが連邦破産法第11条の適用を申請、米証券大手メリルリンチは連鎖破綻を回避するため米大手銀バンク・オブ・アメリカによる買収で合意した。しかし、米保険最大手のアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の資本不足懸念が浮上し、売りが広がっている。
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