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2008年09月14日(日) 18時25分

ダライ・ラマ、健康上の理由で2度目の外遊中止産経新聞

 在米のチベット亡命政府当局者によると、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世(73)は、10月に予定されたドイツ、スイス訪問を中止した。静養を要するとの医師団の勧告を受けた判断だ。ダライ・ラマは9月に予定されていたメキシコなど中米歴訪を健康上の理由で見送っており、訪欧中止は一連の体調不良による2度目の外遊日程の変更となった。
 ダライ・ラマは8月末に腹部の不調を訴えてインド・ムンバイ市内で入院。今月1日に退院し、9日に亡命政府のある同国ダラムサラに戻ったばかりだ。同当局者は、健康状態に大きな懸念はなく、大事を取っての静養だと説明している。
(ワシントン 山本秀也)

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