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2008年09月14日(日) 18時11分

金総書記、露大統領に祝電 健在ぶりアピール産経新聞

 【ソウル=水沼啓子】北朝鮮の朝鮮中央通信は14日、ロシアのメドベージェフ大統領が同日、43歳の誕生日を迎えたのに際して金正日総書記が祝電を送ったと伝えた。

 韓国の聯合ニュースによると、金総書記は祝電で誕生日を祝い、健康と幸福を祈願するとともに、国の繁栄に向けた事業の成功を願うと述べた。

 祝電に金総書記の肩書はなかったが、プーチン前大統領の誕生日(10月7日)にも、毎回、肩書を付けずに祝電を送っており、メドベージェフ大統領に対してもこの前例に倣ったものとみられる。

 金総書記は9日の建国60周年の記念行事を欠席したことから、「重病説」など健康問題に関心が集まっている。これ以降、金総書記が外国元首へ書簡を送ったとの報道は、10日のシリアのアサド大統領への祝電に続き2度目。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080914-00000919-san-int