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2008年09月14日(日) 18時01分

選挙:衆院選 自民県連、現職3氏公認へ 3選挙区、公募の見送り有力 /宮崎毎日新聞

 自民党県連は13日、総務会を開き、次期衆院選1〜3区の公認候補者を選ぶ選考委員計168人の名簿を承認した。今回導入する候補者の公募制規約では、委員の3分の2以上で「現職優先」を議決すれば、公募は実施しない。複数の県連幹部の話によると、委員の多くは現職支持者とみられ、3選挙区とも公募を見送り、党所属の現職3氏の公認が決まりそうだ。
 県内の3選挙区は自民が独占しており、1区が中山成彬(65)▽2区が江藤拓(48)▽3区が古川禎久(43)——の3氏。
 同日、1区は46人▽2区は62人▽3区は60人——の選考委員の構成を承認した。27日に宮崎市で、公募するかどうかの投票を行う。3区とも現職優先なら、県連は3氏を党本部に公認申請する。
 冒頭、緒嶋雅晃・県連会長は「次期衆院選は逆風の中で党の命運をかけた選挙だ」とあいさつ。中山氏は「現職3人を引き続き国政に送ってほしい」、江藤氏は「民主党に政権を任せたら日本は沈没する」と訴えた。
 また、22日投開票の総裁選の県連分3票の配分方法について、当初は候補者の得票数に応じて割り振る「ドント方式」と決めたが、最多得票の候補者が3票すべてを獲得する「総取り方式」に変更した。県内では麻生太郎氏を支持する声が強く、同氏の3票獲得の可能性が高まった。【中尾祐児】

9月14日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080914-00000260-mailo-l45