米粉加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)の事故米問題で、鳥取県は13日、残留農薬メタミドホスが検出された同社の中国産もち米が混入した米粉を米子市の菓子材料取扱店が仕入れ、広島、島根、鳥取県の和菓子製造業者の計5社に販売した可能性があると発表した。広島、島根両県と中国四国農政局も調査を開始した。
鳥取県によると、5社の内訳は広島1、島根と鳥取各2。米子市の菓子材料取扱店は、三笠フーズから米穀仲介業者や加工業者の6業者を経て加工されたもち米粉計11袋(220キロ)を2007年11—12月に仕入れた。正規米に事故米が5—10%程度混入しているとみられる。
この11袋を含め、昨年7月から今年8月までに、広島県の1社に2袋、島根県の2社に計4袋、鳥取県の2社に計34袋を販売したという。