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2008年09月14日(日) 11時47分

大手金融がリーマン支援も 売却は難航、分割案視野に東京新聞

 【ニューヨーク13日共同】危機的な経営状態にある米証券大手リーマン・ブラザーズの救済策を協議するための会合が13日、ニューヨーク連邦準備銀行で開かれた。現状での同社売却協議は難航、資産運用部門など優良資産を売却した上で、大手金融機関がリーマンを資金支援する分割案を視野に調整が続いている。米メディアが伝えた。

 この日は結論が出なかったため14日も協議を継続、15日にアジア市場が開く前の合意を目指す。

 売却先には米銀大手バンク・オブ・アメリカや英銀大手バークレイズが挙がっているが、損失が膨らんでいる住宅ローン関連などの資産による将来の損失回避のため、政府の関与を求めているもよう。

 しかし米政府は公的資金の活用に消極的とされ、分割案が浮上した。一方でリーマンは清算手続きも準備しているという。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008091401000174.html