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2008年09月14日(日) 19時01分

領海内に国籍不明の潜水艦 足摺岬沖、海自が捜索東京新聞

 14日早朝、高知県・足摺岬沖の豊後水道周辺の領海内で、国籍不明の潜水艦が潜水航行しているのを、海上自衛隊のイージス艦「あたご」が発見した。間もなく潜水艦が領海外に出た後、見失ったが、海自はP3C哨戒機などで周辺海域の捜索を続けている。

 林芳正防衛相は同日午後、記者団に対し「(領海侵犯は)大変遺憾。全力で捜索するよう指示した」と説明。潜水艦の国籍が判明した場合は「きちんと抗議する必要がある」と述べた。

 海上警備行動を発令しなかった点については「潜水艦と確認できた時点で領海外に出ただろうと判断し、戻ってくる可能性も低かった」とした。

 防衛省によると、同日午前6時56分ごろ、あたごが足摺岬の南南西57キロの海面から潜望鏡のようなものが出ているのを発見した。

 あたごは追尾を始めるとともに、ソナーなどで捜索。海自や米海軍に該当する潜水艦がないことから、海自は国籍不明の潜水艦と断定した。

(共同)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008091490190105.html