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2008年09月14日(日) 18時33分

武蔵川理事長が初日に謝罪 ファンに出直し誓う東京新聞

 ロシア人力士の大麻問題で揺れる大相撲は14日、東京・両国国技館で秋場所初日を迎え、武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)が中入り前のあいさつでファンに謝罪、「今後は日本相撲協会が一丸となり、一人一人が自覚を持って再発防止に努めていく」と、あらためて出直しを誓った。

 騒動による客入りへの影響が不安視されたが、国技館には多くのファンが詰め掛け「満員御礼」の垂れ幕も。幕内上位力士を率いて土俵に向かう相撲協会のトップにも、館内からは拍手と指笛が鳴り響き、「頑張れ」と声援も上がった。

 紋付きはかま姿で土俵に上がった武蔵川理事長は、懐から取り出した文書を読み上げながら「度重なる不祥事の責任はすべて協会にある。相撲を愛する皆さまに迷惑と心配を掛け、大変申し訳なく、おわび申し上げる。今まで以上のご指導、ご鞭撻を」と述べ、あいさつの大半を不祥事の謝罪に充てた。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008091401000341.html