全日空国内線の予約・発券システムに14日早朝、障害が発生し、全国50空港のチェックインカウンターで、コンピューターを使った搭乗券の発券や手荷物預け入れなどができなくなった。業務をすべて手作業に切り替えたため、搭乗受け付けに時間がかかり、羽田発着を中心に45便が欠航。乗客約4300人が影響を受けた。
全日空によると、システムは午前11時45分に復旧したが、午後も遅れが続出。3連休中日のダイヤは全国で終日大きく乱れた。
欠航したのは羽田から札幌、三宅島、富山、大阪、関西、岡山、広島、山口宇部、高松、福岡、佐賀、長崎、宮崎を結ぶ便や大阪−松山など。
全日空と共通のシステムを使っている北海道国際航空(エア・ドゥ)、スターフライヤー、スカイネットアジア航空、アイベックスエアラインズでも欠航や遅れが出た。
障害が起きたのは予約や搭乗手続き、手荷物預かりなどを一括して管理するシステム。
(共同)