記事登録
2008年09月14日(日) 22時20分

パラリンピック 河合が競泳五十自由で銀 円盤の大井は銅毎日新聞

 【北京・飯山太郎】北京パラリンピックは第9日の14日、国家水泳センターなどで行われ、競泳では男子五十メートル自由形(視覚障害)の河合純一(静岡)が、4連覇は逃したものの銀メダルを獲得した。男子百五十メートル個人メドレー(運動機能障害)の鈴木孝幸(静岡)は銅メダル。ともに今大会2個目のメダルをつかんだ。

 陸上男子円盤投げ(車いす)の大井利江(岩手)は銅メダルで、前回アテネ大会の銀に続くメダル獲得。開会式で日本選手団の旗手を務めた男子走り高跳び(切断など)の鈴木徹(山梨)は5位だった。男子八百メートル(車いす)予選で、伊藤智也(三重)が1分52秒31の世界新記録を出し、決勝に進んだ。

 車いすテニス男子ダブルスの国枝慎吾、斎田悟司組(千葉)は3位決定戦に勝ち銅メダルを獲得した。

 ▽鈴木徹 (日本選手団旗手を務めた大会の走り高跳び5位)あと一歩のところでダメだった。序盤は硬くなってしまい、踏み切りが合わなかった。でも、身長が一番低い(178センチ)方で戦えたとは思っている。また4年後を目指したい。

 ○…得意の平泳ぎで追い上げ、鈴木が3位に入った。障害を考慮して背泳ぎ、平泳ぎ、自由形の順に泳いで争う百五十メートル個人メドレー。背泳ぎで出遅れたものの、五十メートル金の平泳ぎで4位に上がり、自由形でメダル圏内に滑り込んだ。「背泳ぎは苦手なので」と苦笑いした21歳。だが「思った通りのレースができた。2個のメダルを取れ、大会を通じて『やり遂げた』という感覚はあります」。日本競泳チーム主将は充実した表情で語った。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080914-00000016-maip-spo