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2008年09月14日(日) 21時40分

<全日空>ホストと各空港結ぶ「端末管理サーバー」の障害か毎日新聞

 14日起きた全日空のトラブルでは、各空港にある端末の情報を管理するシステム「端末管理サーバー」内の日時を確認する機能を停止したところ復旧した。このため、全日空は端末管理サーバーに障害が生じたとみているが、原因については「分からない」(全日空の技術担当者)と繰り返すばかりだ。

 端末管理サーバーは、各空港の端末と同社のホストコンピューターを結んでおり、このサーバーの障害が、搭乗手続きを行う全国の空港の端末に波及した可能性が高い。

 このサーバーは、予約客がカウンターに立ち寄らず、搭乗口でカードをかざすだけで搭乗手続きが完了する「スキップサービス」の導入に伴い、昨年9月に機能が更新された。その後目立ったトラブルはなく、更新が原因とは考えにくいという。

 乗客約7万人に影響が出た昨年5月のシステム障害でも搭乗手続きを管理するコンピューターにトラブルが起きたが、これは同社のネットワーク全体の問題で、全日空は「昨年のトラブルとは直接関係がない」と言い切る。

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