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2008年09月14日(日) 21時23分

<事故米転売>メタミドホス検出、大阪、和歌山で相次ぐ毎日新聞

 三笠フーズの汚染米転売問題で、大阪府は14日、府内の病院に販売された中国産餅米の回収分から、基準値の2倍に当たる0.02ppmの有機リン系殺虫剤メタミドホスを検出したと発表した。この餅米は、給食会社「日清医療食品」(東京都)から納入されたもので、このほか府内43施設に流れている。

 また、和歌山市保健所も同日、同市内の米穀店にあった餅米から0.02ppmのメタミドホスを検出したと発表した。この米穀店は2〜6月、大阪府の卸業者から計2250キロを仕入れた。和歌山市内の宗教法人によると、うち2156キロがこの宗教法人に納入され、餅に加工。5月と8月にあった祭りで、信者や地元住民ら約6000人に配られたという。【宮地佳那子】

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