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2008年09月14日(日) 21時03分

「ブラウン降ろし」強まる=党首選求める声に勢い−英与党時事通信

 【ロンドン14日時事】英与党労働党内部で、支持率の低迷しているブラウン党首(首相)に党首交代を迫る動きが強まっている。14日付の日曜紙サンデー・テレグラフは「内乱状態」と表現しており、20日から開催される党大会に向けて、党首選を求める声が徐々に勢いを得ている。
 同紙によると、これまでに8人の下院議員が公然と党首選の必要性を主張。最大45人の下院議員がブラウン党首に反旗を翻す準備を整えているという。ブラウン党首は、8人のうちの1人であるライアン党副議長を更迭、党執行部と反対派との対立が先鋭化している。
 党首選開催には、71人の下院議員が賛成し対立候補を擁立する必要がある。主要閣僚の間でも、党首選を求める声は上がっておらず、現段階ではブラウン党首が交代する可能性は低い。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080914-00000085-jij-int