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2008年09月14日(日) 20時27分

米列車衝突、原因は通勤列車の信号見落とし…死者25人に読売新聞

 【ロサンゼルス=飯田達人】米ロサンゼルス近郊チャッツワースで12日、通勤列車と貨物列車が正面衝突した事故の救出活動は13日に終了し、ロサンゼルス・タイムズ紙によると、死者は25人となった。

 負傷者は135人で、うち40人は重体という。

 事故原因について、通勤列車「メトロリンク」の広報担当者は、「通勤列車の運転士が赤信号を見落とした」と述べた。この運転士は事故で死亡した。また、地元テレビは、運転士が衝突直前、友人と携帯電話でメールをやり取りしていたと報じた。

 ロサンゼルス・タイムズ紙によると、事故の起きた路線では、複数の鉄道会社が同じ線路上で列車を運行しているため、システムが複雑になりコストもかさむとして、衝突を回避する自動列車停止装置の導入が見送られてきた。米運輸安全委員会は約30年前から同装置の導入を推奨していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080914-00000027-yom-int