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2008年09月14日(日) 19時13分

金総書記が露大統領に祝電、「秋夕」行事では動静なし読売新聞

 【ソウル=浅野好春】朝鮮中央通信によると、北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記は14日、ロシアのメドベージェフ大統領の誕生日(14日)にあたって祝電を送った。

 金総書記による誕生日の祝電は、10日にシリアのアサド大統領あてに送付したのに続くもので、健康悪化が伝えられる中、北朝鮮として「健在ぶり」を内外にアピールする狙いを込めているとみられる。だが、実際に公式の席上に姿を見せない限り、重病説を打ち消すことにはならず、北朝鮮メディアがどんな報道を続けるのか注目される。

 一方、金総書記の動静が注目された「秋夕(チュソク)」と呼ばれる14日の旧盆行事に関しては、北朝鮮メディアは総書記出席などの報道を伝えなかった。このため、金総書記は姿を見せなかったとみられ、10月10日の朝鮮労働党創建記念日などでの動静が次の焦点となる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080914-00000021-yom-int