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2008年09月13日(土) 17時02分

事故米食用転売:アサヒ焼酎回収 県内でも商品撤去 /奈良毎日新聞

 ◇スーパーなど対応追われる
 米卸加工会社「三笠フーズ」(大阪市)による汚染米の転売問題で、アサヒビールが芋焼酎の自主回収を始めたことを受け、県内のスーパーや酒販店でも、店頭からの撤去など対応に追われた。
 奈良市法華寺町の酒量販店「ボトルワールドOK奈良店」(辻川教一店長)では、店頭に並べていた「さつま司黒麹仕込み25度」など5品目で計1升瓶6本、4合瓶12本、紙パック6本を撤去した。
 同店では、汚染米が使われていた芋焼酎「薩摩宝山」の自主回収で、11日までの3日間で客から24本を回収している。客からは「どの焼酎に(汚染米が)入っているか分からないので怖い」といった声が寄せられているという。
 店では、メーカーに安全を確認した上で、他の商品を勧めるなどしているが、大川健副店長は「食品や酒類業界がダメージを受け、売り上げが下がらないか」と心配している。
 奈良市押熊町に本部を置くスーパー「いそかわ」も、酒を取り扱う奈良、京都両府県の10店から対象商品を撤去した。【上野宏人、大森治幸】

9月13日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080913-00000261-mailo-l29