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2008年09月13日(土) 11時27分

「米国産」と偽り出荷=仲介業者「事故米と知らず」時事通信

 米粉加工会社「三笠フーズ」(大阪市北区)が汚染された事故米を食用と偽り転売していた問題で、同社が出荷した中国産もち米を、神戸市の穀物卸売会社「大豆油糧」が「アメリカ産」と表示を替えて販売していたことが13日、分かった。
 大豆油糧によると、同社は堺市の「大和商会」に米国産もち米を納入していたが、5月に米国産の在庫が切れたため、「国内産」として仕入れたもち米に「アメリカ産」のラベルを付けて販売したという。
 実際には国内産ではなく、三笠フーズから複数の業者の間で転売された事故米だった。
 大豆油糧は「事故米とは知らなかった。供給責任を優先し、採算を考えず国内産を提供したつもりだったが申し訳ない」としている。 

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