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2008年09月13日(土) 10時21分

「岸和田だんじり祭」始まる 走り抜ける山車に大歓声スポーツ報知

「岸和田だんじり祭」で疾走するだんじり

 法被姿の男たちが引くだんじり(山車)が豪快に街を駆け抜ける—。大阪府岸和田市の「岸和田だんじり祭」が13日始まり、大勢の見物客から歓声が起こった。

 五穀豊穣(ほうじょう)を祈願して約300年前に始まったという伝統行事。

 まだ薄暗い午前6時前から、市内各地で「ソーリャ、ソーリャ」と勇ましい掛け声が一斉に上がり、高さ約4メートル、重さ約4トンのだんじり計35台が町中に繰り出した。

 だんじりが行き交う中心街は地鳴りのような太鼓やかねの音色がとどろき、交差点を全速力で直角に曲がる「やり回し」では、沿道の観客から大きな歓声と拍手がわき起こった。14日には岸和田市内の神社に入る「宮入り」が行われる。

 京都市東山区から来た主婦(47)は「初めて生で見た。やり回しの迫力に体がドキドキして圧倒された」と興奮した様子で話していた。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080913-OHT1T00109.htm