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2008年09月13日(土) 20時37分

<赤ちゃん結石><続報>汚染粉ミルク被害が全国的に、潜在患者数3万人超か—中国Record China

2008年9月13日、河北省石家荘市の大手乳製品メーカー「三鹿集団」が製造した粉ミルクに有害物質のメラミンが混入していた事件で、これを飲んだ乳児の結石発症例は甘粛省、寧夏回族自治区、江蘇省など中国全土に広がる勢いを見せている。新華社サイト「新華網」は、結石発症の可能性のある潜在患者数を「全国で3万人以上」になると伝えた。

今回の事件はその範囲の広さと被害の深刻さから、中国政府は「国家重大食品事故1級レベル」とみなし緊急対策本部を設置。全国に出回っている三鹿集団の関連商品をすべて回収するとともに、三鹿集団の資産を凍結し被害者への補償に備えるとしている。 【その他の写真】

三鹿集団の発表では今年8月6日以前に出荷された同社製品にメラミンが含まれており、その汚染粉ミルクが約700t市場に出回っているという。「新華網」は乳児1人の粉ミルク消費量を月平均3600gとみなして計算。その結果、どんなに少なく見積もっても全国で3万人以上の乳児が同社製品を飲んだことになるとして、今回の汚染粉ミルク事件が新中国建国以来最大規模の損害賠償事件に発展することは間違いないと断言している。(翻訳・編集/本郷)

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