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2008年09月13日(土) 16時02分

北京パラリンピック:陸上 車椅子5000メートル 飯塚の洞ノ上さん5位 /福岡毎日新聞

 ◇マラソンでも好成績を期待
 11日にあった北京パラリンピック男子車椅子競技5000メートル決勝で、飯塚市の洞ノ上(ほきのうえ)浩太さん(34)が10分23秒70で5位に入賞した。最後の300メートルまでトップを争った好レースで、洞ノ上さんは「全力を出し切れた」と話した。
 同競技の予選には日本代表3人が出場し、洞ノ上さんが自己ベスト(10分14秒55)をマーク、ただ一人決勝に進出した。洞ノ上さんによると調子はとてもよく、決勝では、ラストスパートでも先頭集団でトップを争ったという。
 会場の国家体育場(鳥の巣)で応援した妻の若希さん(29)は「(アテネパラリンピック銅メダリストの)広道純さんからも『この選手たちとのレースで5位はすごい』と言われた。よく頑張った」と喜んだ。洞ノ上さんは最終日の17日にある車椅子マラソンにも出場する。「ずっと目指してきたマラソン。調子もよく、積極的に攻めていきたい」と意気込んでいる。
 地元の飯塚市では、自転車で伴走するなど練習を助けてきた黒沢元さん(46)のバイク店に10人余りが集まった。別の種目に出場した広道純さんの携帯電話による実況中継に聴き入りながら、洞ノ上選手を声援。入賞を喜んだ。黒沢さんは「調子は良さそう。マラソンで頑張ってほしい」と期待を込める。【井上元宏】
〔筑豊版〕

9月13日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080913-00000174-mailo-l40