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2008年09月13日(土) 15時15分

蜘蛛に襲われる恐怖を蜂に疑似体験させる装置ギズモード・ジャパン

これを考えた研究者は、相当のドSなんだと思います。

ロンドンはクイーンマリー大学で実験用に作られた「蜘蛛による攻撃シミュレーター」。蜂が蜘蛛の攻撃から身を守る反応を調べるために開発されたそうですが、結果的に蜂をいじめたおすガジェットとなってしまっているようです。

このシステムで想定されているのは、カメレオンのように花の色と同化する「カニグモ」という蜘蛛。花にみたてた黄色い長方形に蜘蛛のレリーフが彫られています。そしてそこに砂糖水を仕込んだ穴と、蜂を挟むスポンジが設置してあります。蜂があるポイントまで近づくと、スポンジで挟みこまれます。

蜂の視点から見ると、急に身動きが取れなくなって目の前には蜘蛛。このシステムに一度引っかかると蜂はものすごいトラウマを負うそうで、それ以降は蜘蛛のレリーフのついてない花にも怖がって近づかなくなるとか。

元ネタサイトにはビデオもありますので、興味のある方はその可哀想な様子をご覧ください。


参照サイト : http://www.sciencenews.org/view/generic/id/36221/title/Robot_spider_vs._bee [Science News]
参照サイト : http://www.boingboing.net/2008/09/08/device-simulated-spi.html [Boing Boing]

Sean Fallon(MAKI/いちる)


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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080913-00000003-giz-ent