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2008年09月13日(土) 00時58分

「利益目当て、メラミン添加」=粉ミルク汚染、78人取り調べ−中国時事通信

 【北京12日時事】新華社電によると、中国で有害物質のメラミンに汚染された粉ミルクを飲んだ乳児が腎臓結石になった問題で、粉ミルクを生産していた乳製品メーカー「三鹿集団」がある河北省石家荘市政府は12日、「酪農家から牛乳を買い取る過程で、不法分子が利益を上げるため、水で薄めた牛乳にメラミンを添加した」とみて、警察当局が関係者78人を取り調べたことを明らかにした。
 中国衛生省は同社の粉ミルク製造過程で混入がなかったか、さらに調査を進めている。
 同社幹部は、メラミンに汚染されていた製品は今年3月から8月5日までに製造された乳幼児用の粉ミルクと指摘しており、同月上旬ごろにはメラミン汚染に気付いていたとみられる。同月8日に北京五輪が開幕し、食の安全問題が注目されていたことから、五輪期間中は問題を隠ぺいしていた可能性がある。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080913-00000007-jij-int