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2008年09月13日(土) 21時20分

<ジャイアントパンダ>雌と雄の双子出産 和歌山の動物公園毎日新聞

 和歌山県白浜町の動物公園「アドベンチャーワールド」で13日、同園生まれのジャイアントパンダ「良浜(ラウヒン)」(8歳)が雌と雄の双子を出産した。日本生まれのジャイアントパンダの出産例は初。

 第1子の雌は体長約24センチ、体重194グラムで午前5時35分に、第2子の雄は体長約20センチ、体重116グラムで同6時49分に誕生。良浜は飼育係に1匹ずつ抱かされると、母乳を与え始めたという。ともに元気で、2時間ずつ交互に授乳できるよう、飼育担当者が交代で1匹を世話している。

 良浜は初産で、今年4月27、28日に「永明(エイメイ)」(16歳)と自然交配。8月中旬から食欲が落ちるなど妊娠の兆候が出ていた。

 良浜の母は同園で飼育されている「梅梅(メイメイ)」(14歳)。中国での人工授精後に来園し、00年に良浜を生んだ。双子の誕生で、同園のパンダは計8頭になり、中国以外では世界最多。同園によると、いずれも共同研究協力として中国から借りており、要請があれば返さなければならないという。【吉野茂毅】

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