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2008年09月13日(土) 22時01分

【事故米不正転売】鳥取・島根・広島の和菓子業者にも流通か産経新聞

 鳥取県は13日、米粉加工販売会社「三笠フーズ」の汚染米が混ざった米粉220キロが鳥取県米子市の菓子材料業者を通じて同県や島根県、広島県の菓子製造業者に流れたとみられると発表した。
 昨年11月21日から12月25日にかけ兵庫県内の米穀加工業者が米子市内の菓子材料業者に納入した11袋220キロで、すでに菓子製造業者の手でもちの生地など和菓子に加工され販売されていた。
 米子市の菓子材料業者は過去1年に鳥取県の2業者、島根県の2業者、広島県の1業者に正規米の粉29袋を含む計40袋800キロを販売。汚染米の混じった米粉がどこに流れたかは不明という。
 鳥取県くらしの安心推進課は「兵庫県の米穀加工業者が買い付けた時点ですでに汚染米の比率は5〜10%になっており、残留農薬の割合は低く、健康への影響はほとんどないと判断している」と話している。

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