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2008年09月13日(土) 22時01分

三笠フーズ、汚染米転売で大半は残留農薬検査せず読売新聞

 米穀加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)が、工業用の「事故米」を食用に転売していた問題で、同社が有機リン系殺虫剤「メタミドホス」に汚染された中国産もち米を転売する際、残留農薬の検査をしたのは、約20回の出荷のうち数回にとどまり、大半は検査していなかったことがわかった。

 同社財務担当者が13日、報道陣に対し、明らかにした。同社はこれまで「出荷時にすべて検査し、国の基準値(0・01ppm)以下であることを確認している」と説明していた。農林水産省も検査が一部にとどまっていた事実を把握、調査を進めている。

 三笠フーズは2006〜07年、輸入後、最大0・05ppmのメタミドホスが検出されたとして工業用に限定された中国産もち米を国から約800トン購入していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080913-00000047-yom-soci