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2008年09月12日(金) 14時02分

法科大学院 司法試験の合格率低迷、統廃合も検討…法相毎日新聞

 11日に合格発表のあった3回目の新司法試験の合格率が33%と低迷したことについて、保岡興治法相は12日の閣議後会見で「法科大学院生を大切に考え、統廃合を進めることも考えなければならない状況にあると思う」と述べ、法科大学院の定員見直しが必要との考えを示した。

 保岡法相は「数年にわたって合格者が出ない大学院は、教授陣の体制など構造的な問題を抱えているかもしれない。単に合格者数に着目するのでなく、法科大学院の質の向上をとらえた努力が必要」と話した。3回目の新司法試験は受験者6261人に対し合格者は2065人。合格者ゼロの法科大学院も3校あった。

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