記事登録
2008年09月12日(金) 19時33分

リーズナブルで旨い焼肉丼「たどん」オーマイニュース

 東京・秋葉原でおいしい焼肉丼が廉価で食べられる店を紹介する。昌平橋通り沿いにある「たどん」(千代田区外神田)で、2008年8月5日に開店した。焼き肉屋の肉質を気軽に賞味できるというコンセプトで、カルビ丼やハラミ丼が650円で食べられる。

 記者(=林田)は2008年8月31日に「たどん」でカルビ丼を食べた。「たどん」に行くことになったのは秋葉原無料案内所で薦められたためである。秋葉原無料案内所はメイドカフェをはじめとする秋葉原の店舗情報を案内してくれる場所で、「秋葉マップ」というカラー地図を配布している。昼食を食べるにはどこがいいか尋ねたところ、「たどん」を紹介された。

 「たどん」は黒壁の店構えで、焼き肉屋的な雰囲気を醸し出している。店の看板を見て「たどん」が木炭ベースの燃料である炭団から来ていることが分かった。これは店のロゴに小さく「炭団」と表記されていたためである。

 「たどん」では遠赤外線でじっくり焼かれた肉を提供する。厨房(ちゅうぼう)に向かったカウンター席のため、炎を上げて肉を焼いている様子が眺められる。カルビ丼は肉がジュージュー言っており、焼け具合が香ばしい。タレも店のオリジナルである。ファーストフードの牛丼とは全くの別物である。

 キムチが食べ放題であるのも「たどん」の特徴である。キムチはカウンター上の壺(つぼ)に入っており、セルフサービスで好きなだけ食べられる。水分が少な目のキムチはシャキシャキしており、食べ応えがある。それほど辛(から)くなく、どんどん食べられる。職場が秋葉原だったら、毎日昼食を食べてもいいと思える店であった。

 今回、いい店を紹介してくれた秋葉原無料案内所は案内所といっても露店程度のものである。ハードは貧弱だが、ソフト(情報)は優れている。無料案内所を知ったのも駅前でビラを配っていた黒服白エプロンのメイドさんに教えてもらったためである。多くの店舗や人が連携して少ない資金で効率よく運営しているものと推測する。

 この発想は地域のさまざまな局面にも活(い)かせるのではないかと考える。

(記者:林田 力)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080912-00000001-omn-l13