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2008年09月12日(金) 20時25分

東京地検事務官、捜査情報を不正閲覧「好奇心満たすため」読売新聞

 東京地検は12日、地検のネットワークシステム上の捜査情報などを不正に見ていたとして、同地検総務課の40歳代の男性事務官を停職1か月の懲戒処分にしたと発表した。

 同地検はこの事務官を不正アクセス禁止法違反容疑で調べたが、「情報は外部に漏えいしておらず、反省もしている」などとして、同日、不起訴(起訴猶予)とした。

 総務課長など上司3人も厳重注意とした。

 発表によると、事務官は2007年10月〜今年8月、業務用パソコンに他の職員のIDやパスワードを入力し、捜査中の事件の容疑者や罪名などの情報、他の職員のメールを不正に見ていたという。見られた職員は約270人で、当初配布された仮パスワードを自分用に変更していなかった。

 渡辺恵一・東京地検次席検事の話「職員が違法行為に及んだことは誠に遺憾。再発防止に万全を期したい」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080912-00000057-yom-soci