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2008年09月12日(金) 16時06分

健康に影響ない 食品安全委産経新聞

 「三笠フーズ」による事故米の不正転売問題で、鈴木恒夫文部科学相は12日、閣議後の記者会見で「(現時点で)学校給食で事故米は発見されていない」と述べた。病院や高齢者施設119カ所に事故米を配食していた「日清医療食品」(東京)に対し、学校給食の使用の有無をたずねたところ、「取り扱っていない」との回答を得たという。

 また、食品安全委員会の見上彪委員長は、三笠フーズが不正転売した汚染米の残留農薬について「健康に悪影響が出る心配はない」との見解を示した。汚染米には殺虫剤のメタミドホス、アセタミプリドが含まれていたが、一生食べ続けても健康に悪影響が出ない「1日摂取許容量」と比べても、「農薬の量は十分に低いレベル」としている。

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