2008年09月12日(金) 07時05分

「三笠」などを告発　農水省（西日本新聞）

　米粉加工販売会社「三笠フーズ」（大阪市）の汚染米不正転売問題で、農林水産省は１１日、熊本県警に同社とグループ会社の米穀卸会社「辰之巳」＝いずれも社長は冬木三男氏＝の２社を、不正競争防止法違反の疑いで告発した。

　調べでは、２社は今年１月から５月にかけて、基準値の３倍の殺虫剤アセタミプリドが検出されたベトナム産うるち精米３２.４トンを、熊本県城南町の美少年酒造に対し「国産１００％」とする偽の証明書を渡して、実際より１０倍以上の価格となる１キロ当たり１００円程度で販売。不当な利益を得て、公平な競争を妨げた疑い。

＝2008/09/12付 西日本新聞朝刊＝

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