札幌・中央署は12日、公務執行妨害と傷害の疑いで札幌市西区のホストクラブ経営、斉藤忍容疑者(23)を逮捕した。斉藤容疑者は、職務質問してきた女性巡査(25)の手を車のドアに挟んだまま、車を急発進させて逃走。道警ヘリコプターなどの追跡を受け、下水管の中に逃げ込んで隠れているところを発見された。
調べでは、斉藤容疑者は同日午後1時55分ごろ、札幌市中央区の路上で、車で巡査を引きずり、右手打撲など約10日間のけがを負わせた疑い。巡査は手を挟まれたままの状態で約20メートル走り、手が抜けて転倒したという。
斉藤容疑者はヘリやパトカーの追跡を受けながら約5キロ逃走。最後は車を乗り捨てて川に入り込み、川に面する下水管内に隠れ、壁にへばり付いていたという。
巡査は「ナンバープレートの付け替えられた車がある」と駐車監視員から連絡を受け、車内にいた斉藤容疑者から事情を聴いていた。斉藤容疑者は「先輩の車なので迷惑が掛かると思った」と供述しているという。
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