記事登録
2008年09月11日(木) 21時06分

中国・甘粛省の粉ミルク健康被害、乳児1人死亡の報道も読売新聞

 【北京=牧野田亨】中国甘粛省で6月末以降、乳児14人が相次いで腎結石と診断され、飲用した粉ミルクによる健康被害が指摘されている問題で、新華社通信は11日、同省衛生庁報道官の話として、今年に入って乳児59人が腎結石と診断され、うち1人が死亡していたと伝えた。

 死亡した乳児が同じ粉ミルクを飲んでいたかどうかは不明。

 甘粛を含め江蘇、陝西など少なくとも七つの省・自治区で類似の症例が確認され、国家品質監督検査検疫総局は粉ミルクと腎結石の因果関係の調査を始めた。

 甘粛の14人が飲んでいた粉ミルクは、国内有名ブランド「三鹿」とされる。メーカーの「三鹿集団」は新華社通信に対し、独自調査を始めたことを明らかにする一方、偽商品が出回っている可能性を示した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080911-00000050-yom-int