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2008年09月11日(木) 13時15分

入所時に手錠掛け移送=3年前の交通事故契機か−フリースクール傷害・京都府警時事通信

 京都府京丹波町のフリースクール「丹波ナチュラルスクール」で起きた傷害事件で、入所を嫌がる少年を移送する際に手錠を掛けていたことが11日、同府警の調べで分かった。同スクールでは車内で少年が暴れ、車が壁に激突し3人が死亡した事故があり、府警はこれが契機になり手錠を使うようになったとみて調べている。
 府警は9日、同スクールを家宅捜索した際、木刀1本のほか、手錠数個を押収。複数の少年は「入所する際、自宅からの移送に使われた車の中で手錠を掛けられた」という趣旨の証言しているという。
 府警は、スクール側が少年を車で移送する際、手錠を掛けるようになった経緯を捜査。この結果、2005年5月15日、東京都江東区の首都高速湾岸線で、関係者が運転していたワゴン車が道路脇の壁に激突し、乗っていた少年を含む3人が死亡する事故が起きていたことが分かった。 

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